私と伴走者のおっさんずラブ

「先生は伴走者の方とどうやって走っているんですか？」

同じ日に3人の方に聞かれました。（身体の悩み相談ではありません。笑）
いつも大会でお世話になっているリンリンさんは伴走歴10年を超えるベテラン伴走者。
実はもう一人伴走者がいて、この方とは毎週木曜日の夕方に5年も走ってもらっています。

現在の私の視力は、光がわかる程度でほとんど見えません。
ですが彼らの的確なガイドで安全に楽しく走れています。

４０～５０㎝のロープを輪にしてお互いが握って走ります。
真っ直ぐな舗装されて道は特に何もなくただ走りますが、カーブや曲がるときは、手前5ｍくらいで右か左の指示を貰い急カーブか緩やかなのか曲がるのかも同時に教えてもらいます。
歩道を走る場合は、車道との段差の上り下りを細かく指示してもらいスピードを落とすことなく走ります。

言葉で説明できないようなでこぼこの道は、
「でこぼこ」と指示してもらい足を高めに上げて、つまずかないように気をつけながら通ります。
道の指示や危険を回避するだけではなく途中の景色やランナーの様子なども教えてくれます。
長い距離だと10時間以上も一緒に走るので、雑談しながら走っています。

目が悪くなる前は一人で走っていましたが、今の方が断然楽しく走れています。
リンリンさん＆Ｈさんには感謝・感謝・感謝です。

それと小学館から「ましろ日」（原作 香川まさひと 作画 若狭星）という
視覚障碍者ランナーを主人公とした漫画が出ているんですよ。

これ漫画なのですが、視覚障碍者から、「読めないけど、読みたい」との声に対応してくれました。
言葉によるシナリオを漫画にしていたことから、そのシナリオを音声で読み上げるサイトまで作ってくれています。
「ましろ日 音声」で検索すると出ます。
コミックも出ていますので、ご興味ある方は読んで？聞いて？みてください。私と同じランナーが出てきますよ！！